はるか
はるか
読了 2021/12/06
発行 令和3年10月1日
主人公の賢人が、10歳の頃に出会ったはるかという少女。
お互い直ぐに運命の両思いを感じて結ばれるが、はるかは地元の子ではないためすぐ離れ離れになる。
大人になって運命的に再会を果たして結婚。
しかし新婚生活1年で、交通事故によってはるかは死んでしまう。
AIのプログラマーであった賢人は時間とお金を注ぎ込んでAIとしてハルカを蘇らせる。
再び再会を喜び合う2人だが、賢人はすでに後妻を迎えた後だった。
はるかが嫉妬に狂い、賢人に後妻を殺すように仕向けるが、、、、
『前作ルビンの壺が割れた』を読んでいて、
宿野かほるさんの描く作品は面白いとわかっていました。
そしてページ数もそんなに多くなく読みやすい。
読み始めれば続きが気になりどんどん読み進めてしまいます。
前作に引き続き、最後のページの最後の1行が衝撃的で、ドキリとする終わり方でした。
が、前作と比べるとすこしオチに肩透かし感がありました。
とても面白かったですが。
最終的にはハッピーエンドかな?
あまりバッドにはならずホッとしました。
はるかに指示されて、毒を作るための薬品を買い込み、調合する。
それを優美が毎日飲んでるビタミン剤にまぜる。
そうすれば数日のうちに優美はその毒ビタミン剤を飲んでしまう。
が、その前にハルカは消えた。
殺人を犯す前に、正気に戻ってくれー賢人!
と思いながら読んでたので、
一応はホッとしました。
が、その分パンチがなかったですね。
ネットでレビュー見てると、優美は殺されたみたいな書き込みしてる人もいた。
殺されてないよね?わたしの理解だと。